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キオツケを問い直す?

「良い姿勢」は、「きおつけ」だと思ってらっしゃる方がたいへん多いようです。
学校で、運動会や朝礼の時、集合!きおつけ!前へならえ!右向け右!回れ右!左向け左!前へ進め!と「号令」をかけられた経験が多くの方にあると思います。
また、「姿勢が悪い!」「たるんでるぞ!」「胸を張れ!」「顎を引け!」等の注意も良く聞いてきたと思います。
旧来の「キオツケ」は、軍隊の軍事教練に象徴されるような、ある意味で緊張と服従、命令受領の姿勢であるとも言えます。
「キオツケ」をしますと、全身が過緊張すると同時に「心」が硬直しやすい状態をつくります。
ですから、私どもは、良い姿勢は旧来の「キオツケ」では、ありませんと申し上げたいと思います。

良い姿勢とは?

良い姿勢は、健康で美しい姿勢であると共に、生命を大切にする姿勢であり、環境と共に生き、他の生命体と共生する姿勢でありたいと思います。

踵を揃えて立ち、※土踏みに体重をかけ、両脚を60度位外転、膝裏を伸し大臀筋を引き締め、腹筋を引上げ。胸郭を広げ、両肩を下げ、首筋を伸して、頭部を脊椎の直上に乗せ、胸・首の前側・顔をリラックスし開放する。
身心の「集中と開放」のバランスが程よくとれている状態を「良い姿勢」といいます。

※土踏み(土踏まづと足指の間 ball of the foot)